子どもを出産するまでは、産後トラブルを耳にしても他人事でした。
それがよくなかったのか、出産後は長きにわたり様々な症状に悩まされ続けています。
今回は、そられの具体的な症状と私がとっている対応方法をご紹介します。
かなり恥ずかしいことまで言及したいと思っていますので、他人に相談しにくいことなど、参考にしていただければ幸いです。
妊娠線
まずは、お手柔らかなモノから書いていきたいと思います。
出産前はまだ女の状態(母になっていないという)なので、美意識が今よりも高く、美容要素の強い妊娠線のことは少し気にしていました。
膨らんでいくお腹には、毎日保湿用のローションを塗っていたおかげで、妊娠線はできませんでした。
やっぱり対策しておくと効果があるんですかね。
また、妊娠中は体の色素が濃くなりました。
シミが濃くなったり、乳首が黒ずんだり。
あとは、お腹の真ん中に黒い線ができたりします。
かなり心配でしたが、これらは産後しばらくしたら何もせずとも薄くなります。
産後は美容に構っていられるほど余裕はないので、産前にしっかり対策しておくのがよろしいかと思います。
乳首の痛み、乾燥、出血
出産直後からしばらくの間、一番しんどかったのが乳首トラブルです。
初めての出産で母乳はなかなか出てくれず、私の場合は1週間ほどミルクをあげる際に毎回おっぱいを吸わせて、やっと出てくれるようになりました。
これは個人差がありますし、出ない人はやっぱり出ないようなのであまり気落ちされない方がいいと思います。粉ミルクも本当に優秀ですから。
ただ、おっぱいをあげることに私のおっぱいが慣れてくれるまでが悲惨です。
まずはヒリヒリ痛くなり、乾燥しはじめ、それから血豆ができたり出血したりしました。
退院するまでの間は、これで本当に子育てしていけるのか心配で、とっても辛かったです。
それでも昼夜関係なく痛みに耐えながらおっぱいを吸わせるのは、本当に泣きそうでした。
血が出てる乳首を吸って、子どもは大丈夫なんかいな、私は痛みで大丈夫じゃない!と思って苦しんでいました。
これも、おっぱいをあげることに体が慣れてくれると、全然大丈夫になります。
今苦しんでいる人も、大丈夫、きっと落ち着いてきます。
ただ、それまで乳首のケアはしてあげる必要があります。
また、慣れてきても乾燥してカサカサになってしまうこともありますので、しばらくはケアを続けた方がいい場合もあると思います。私はそうでした。
私がしていたケア方法は、助産師さんに勧められた「ピュアレーン」というクリームを塗って保湿することでした。
このピュアレーン、少々お値段は張りますが、赤ちゃんが口にしても大丈夫という優しい成分でできています。
なので、いちいち授乳時に拭き取る必要がありません。
このクリームを授乳後に毎回塗布し、ラップで覆って保湿していました。
夏は蒸れてちょっと臭ってしまうことがありますので、そんな場合には赤ちゃんにおっぱいをあげるときは、清潔にしてからにしてあげてください。
私の場合、産後入院中に7グラムを1本買い、退院してしばらくしてから37グラムを購入し使用していましたが、すぐに症状がよくなりました。
ですので、2本目以降購入される場合も、7グラムにされてもよいかもしれません。
なんせ、結構お高いので、余ってしまったらもったいないです。
余ったものを次の子で使うのは、開封してしばらく時間が経つので嫌ですもんね。
抜け毛
出産後、5か月くらいしてから頭髪が抜けはじめ、それが数か月続きました。
私は髪が多い方なので、減ってくれてとてもスタイリングしやすくなったのですが、それは一時的なもので、数か月するとおさまってまた生えてきます。
髪が少なめの人は、分け目が気になったりして悩みになりそうです。
でも大丈夫、しばらくの間のことで生えてきます。
美容師の人も一時的なものだと言っていました。
それよりも私のストレスになったのは、抜け毛が家中に落ちることです。
5か月くらいになると子どもが地面を這いつくばって動き回る時期です。
気にする方は掃除が本当に大変です。
うちの子も、よく手に私の髪の毛を絡めていました。
お風呂での洗髪の後の排水溝も、もはやホラーです。
でも、これはしばらくのことです。しばらくの辛抱です。
ちょっと掃除をがんばっていれば、そのうち解消します。
がんばって我慢しましょう…。
ちなみに、私は頭髪が抜けるだけでなく、脚のムダ毛も薄くなりました。
産後のせいと思わず喜んでいたのですが、今ではすっかり復活しています。
尿漏れ
私の場合は、出産後しばらくしてからはじまりました、尿漏れ。
そして、産後1年半以上経過しても、完治しているとはいえません。これは年齢のせいかも…。
常に漏らしているわけではありません。
膀胱に尿が溜まっているとき(尿意があるときに限りません)に、くしゃみをしたり、子どもを抱き上げたり、ちょっと下腹に力が入るとやっちゃいます。
やってる本人からすると、「えっ??なになに、何か出た?」くらいの感覚です。
出産して1年後くらいまでは、出産のダメージでおしものコントロールができていない状態という感覚ですが、それ以上経ってくると、そのあたりの筋力の衰えなのかなと思ったりします。
だいぶ頻度は減りましたが、今でもたまーにおっとっととやっちまうことがあります。
この場合、恥ずかしがらずに尿漏れ用のパッドを使用すべきです。
私は学生の頃からずっとオリモノ用のシート(パンティライナー)を使用しており、それを使えばいいかとしばらくは継続して使用していました。
しかし、オリモノ用シートでは尿を吸収しきれず、服まで汚してしまうことが多々ありました。
外出先でこうなってしまってはいけないと意を決して、尿漏れ用のパッドを購入ししようしてみました。
そうすると、なんと快適なんでしょう!
オリモノ用シートと全然吸水力が違います!
今までなぜ使うのをためらっていたのか、後悔したほどです。
そして、服を汚していたころは、いったいどれだけの量を漏らしているんだと思っていましたが、3cc用のパッドでも十分吸収できていて、ちょっと安心した気持ちもあります。
失禁しているわけではなく、ちょびっと出ているだけなんだな、と。
私のお勧めは「ロリエ 吸水ケア さらピュア」です。3ccの無香料のモノを使用しています。
オリモノ用シートと同じくらいの大きさで、ちょっとだけ厚みがあるかな、というくらいのサイズ感です。
同じ3ccの「チャームナップ 吸水さらフィ」も試しましたが、同じ値段でちょっと入り数が少なかったので何かなと思ったら、少しサイズが大きく、生理ナプキンに近い印象を受けました。
まず試すのであれば、手軽なさらピュアの方からでいいのではないかと思います。
どちらのパッケージにも妊婦さんマークが描いてあって、あぁ、出産する人は遠慮なく使っていいのねという気持ちになりました。
あと、オリモノ用シートもそうなんですが、香りがついていると、オリモノや尿自体が蒸れて臭ったときに、二つの匂いが混ざっていい香りのはずがすごい異臭になる感じがします。
無香料の方が消臭してくれて臭いが気にならない気がします。
まぁ、これは個人の感覚の違いでしょうけれども。
症状自体、いつか改善するのかまだわかりませんが、グッズを一つ使うだけで快適に過ごせるので、とりあえずは良しとしています。
悩んでいる方もぜひ恥ずかしがらずに使ってみてください。
さて、その後またまた子どもを授かり、つらく楽しい妊娠ライフを送っているのですが、悪化しました、尿漏れ。
完治させないままにしていたせいでしょうか、少しでも膀胱に尿が溜まっていると、くしゃみでおっとっと、となります。悲しい。すごく悲しい。
とても3ccの初心者用のシートでは追いつかなくなってしまいました。悲しい。
とりあえず家にあった、多い日用の生理用品を使ってみましたが、なんとも心許ない。
やはり、粘度のある経血と、さらっとした尿では、吸収の仕方が違うのでしょう。
背に腹は代えられない、そんな思いで15ccのものにパワーアップさせてみました。
うん、生理用ナプキンとぜんぜん違う安心感。ちゃんと吸水してくれます。
やっぱり、症状に適したものを使うべきなんですね。
そして、体のケアを怠るというのはそのまま体の劣化につながるのだなと痛感しました。
無事に出産を終えたら、骨盤ケアなどしっかりして、この症状を完治させたいと思います。
腱鞘炎
赤ちゃんの抱っこで腕が痛くなるということも、よく聞きます。
私の場合は痛みは全然ありませんが、病院で確認したところ腱鞘炎だったようです。
子どもが生まれてすぐ、おっぱいをやるときに途中で寝てしまったり飽きてしまってやめてしまうことがありました。
そんなときに抱きながら子どもの耳やほっぺたを親指でこちょこちょとくすぐっていました。
その動作が腕に負担だったのでしょう、親指を動かすたびに、そこからつながる腕の筋が「コリコリ」と動き違和感を覚えるようになりました。
痛くなかったのですが、夫に腱鞘炎だと思うからとサポーターを提供され、つけるようにしていました。
ただ、育児中ってまめに水に触れるので、つけ外しが面倒なんですよねぇ。
筋の違和感が大きい時はがんばってサポーターを付けていましたが、ましになってくるとつけなくなってしまいました。
なんだか大仰で、他人に合うとめっちゃ心配されるのもなんだかなぁって感じなんですよね。
そうして全然完治せずに今に至っています。
腰痛がひどくなった時に病院に行ったついでに診てもらったら、腱鞘炎と診断されました。
エコーで筋を見てもらったら、しっかり腫れていました。
治りますよと言ってもらえたので、今も放置していますが、またサポーターつけようかな…。
腰痛
子どもが1歳半に近づいた頃、急激に腰と左の脚全体に痛みが出ました。
しばらく座ってから立ち上がって動くと、激しい痛みが起こります。
本当に、「ギャー!」と声をあげるほど痛いんです。
ちょうど冬で寒かったことと、私は静脈瘤気味で着圧ソックスを履いていたせいだと思うのですが、血行が悪くなって発生したのではないかと推測しています。
あまりの痛さに、悪い症状なのではないかと心配になり病院に行きました。
ネットで調べると、怖いことがたくさん書いてあったので、めっちゃ不安になりました。
ところが、レントゲンを撮ってもらったり、いろいろ細かく見てもらいましたが、特に悪いところはなく。
痛みのある腰の部分に、何等か炎症があるのであろうとのことでした。
漢方薬と湿布を処方されるだけでしたが、痛かったので1ヶ月ほど通院しました。
結局、何が原因なのかと問うたら、特に何というわけでもなく、産後によくある症状と言われてしまいました。
どこも悪くないんですって。
何が悪いわけではないということと、「ギャー!」と叫ぶほどの痛みがなくなったことから、通院はやめました。
めちゃくちゃ痛かった時は、湿布でだいぶ楽になりましたが、これ以上の直接的な治療がないのであれば、お金と時間の無駄のように思えたので。
今は時間が経っていくらか回復したのと、春になって暖かくなってきたからか、だいぶ症状はよくなりました。
先輩ママたちにこのことを話すと、あるあると言われます。
皆さん、痛みに耐えておられたんですね。さすがです。
とりあえず、悪いところがなくてよかったです。
私の個人的意見ですが、痛いなとか、辛いな、と思ったら、鍼灸院とかマッサージとか行く前に病院にかかった方がいいと思います。
問題ないとわかった上で、緩和するケアを受ける方が安心感がありますから。
悪い症状だったとしても、鍼灸院ではわかりませんからね。
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