スイスのハンバーグを自宅で食べながら、輪ごんのハンバーグに思いを馳せる

輪ごんのハンバーグ 非日常を楽しむ

滋賀県彦根市の名物グルメと言えば、喫茶スイスのハンバーグがあります。
このページに辿り着いている人は、おそらくスイスの口コミを探していたでしょうけれども、あえてどういうものかは書きません。(きっぱり!)
大勢の人が口コミサイトやブログ等で感想を書いておられますので、そちらを御覧ください。
私がこの記事で書きたいのは、そういうことではないので。すみません。
とにかく、彦根では有名な行列ができるお店であることは間違いありません。
コロナ禍の中でも、大繁盛している様子です。県外ナンバーの車もたくさんとまっています。

さて、そんなスイスですが、お持ち帰りができることをご存知でしょうか。
わざわざ並んでまで食べに行こうという人は、遠くの方が多いかと思うのですが、地元の人ならあの味を待たずして家で楽しむことができます。
コロナ禍で自粛ムードの昨今、持ち帰りできるのは非常にありがたいですよね。
手順は簡単、お店の営業時間に電話で注文するとテキパキとメニューと名前を聞かれ、出来上がる時間を教えてくれます。
その時間に取りに行けば、並ぶことなく食べることができますよ。
しかも、電話応対も手際よく、ストレスフリーです。
持ち帰り用の特別なメニュー表があるのかどうかはわかりませんが、お店で食べられるものは持って帰れるのではないでしょうか。
ちなみに、ハンバーグとライス、オムライスを注文した際は、よくあるプラスチックのお弁当容器にハンバーグとご飯、透明なプラスチック容器にオムライスを入れてくれました。
決して丁寧な感じではないですが、スイスらしい感じですよ。
お弁当を買いに行く感覚で利用できます。
後日、カレーを持ち帰り注文したところ、持ち帰り用の容器がないためできませんと言われました。
ご参考までに。


はてさて、彦根のハンバーグと言うともう一つ有名(?)なものが存在します。
近年、あの探偵ナイトスクープでも調査依頼があった、今はなき「輪ごん」というレストランのハンバーグです。
ナイトスクープの放送は見ていませんが、いまいちスッキリしない調査結果だったようで、それならば私の身の回りの人たちのほうがよう知ってるのではないかということで、家族で雑談していた内容をちょっと記してみようと思います。
ちなみに、これらは私の家族が噂やなんやかんやで知っている情報なので、正確とは言い切れません。
ただの読み物として楽しんでいただければ幸いです。

輪ごんはその昔、パリヤさんの駐車場にあった、ステーキレストランです。
ケンタッキーフライドチキンの斜め後ろくらい。
洋館風の建物で、店の中には西洋チックな鎧などが飾られていた記憶があります。
何より鮮明に覚えているのが、店の匂い。めっちゃ清潔なお絞りみたいな匂いでした。
内装は赤茶っぽくて、ほんとに西洋のお城に来たような感じで、子ども心にウキウキしたのを覚えています。
そういや、パリヤも昔、床が赤茶っぽい感じでしたね。系列だから似てるのでしょうか。
銀座にあったパリヤも洋館風でしたね。あれはもともとの建物がそうだったからでしょうか。
話が逸れました。彦根の懐かしい話になってしまった。
店の外には池があって、パリヤに買い物に来たときにはそこで遊んでいました。
池は輪ごんがなくなった後もしばらくあったのですが、いつしかなくなって駐車場になってしまいました。
ちなみに、パリヤというのは、彦根のローカルスーパーマーケットです。
パリヤ自体も不思議で、パリヤ、サンペデック、Pマートと複数の名前があります。
確か、Pマートは食品売り場を指したような気がしますが、パリヤとサンペデックはその他お店も含めた全体の名前なんでしょうかね。
その昔は、ゲームセンターがあったり、御食事処や喫茶店があったり、とにかくお世話になったお店です。

さて、その輪ごんに勤めていたのが、ナイトスクープで辿り着いていたル・セル・ポワブルのシェフやスイスのマスターということだそうです。
どうでもいいですが、昔彦根の市民プールの近くにあったル・セル・ポワブルの看板がめっちゃ怖かったことを覚えている人いませんかね。おじさんが大きく描かれていたやつ。
まぁ、それはほんとにどうでもいいこととして、スイスのマスターも輪ごんにお勤めだったということで、スイスのハンバーグも輪ごんのそれに近いのではないかなと思います。
ちなみに、うちの父は調理師免許を持っているのですが、スイスのマスターと一緒に受験したそうです。
もう一人女性もいたそうですが、その中で合格したのは自分だけだったと自慢していました。
しかし、うちの父は料理は全然できません。味もわからない爺さんです。残念。

それから、スイスの店の中にやたら古めかしい西洋チックな飾り物が溢れていますが、それらは輪ごんにあったものではと、私は勝手に推測しています。

さらに輪ごんのハンバーグ開発については、昔平田幼稚園の近くにあった「ソレイユ」という喫茶店のマスターも関係していたということです。
ご自身が豪語していたので間違いはないでしょう。
とにかく、彦根のいろんな人が関わっていたおいしいハンバーグということですね。


そんな輪ごんのハンバーグ、今でも食べられます。
パリヤさんのお惣菜コーナーで売ってます。家で焼いて焼き立てが食べられます。
ナイトスクープで話題になったからではなく、かなり前から売られています。
彦根市民にとってはそんなに珍しいものではなかったということです。

半生状態のものが1つずつパックに入って売られています。
私は魚焼きグリルでアルミホイルをかぶせて7分ほど焼きましたが、とっても美味しくいただけました。
その後、値段のラベルに、電子レンジで1分半チンするだけという表示がされるようになりました。
ますます手軽に食べられます。ちなみに、今日も夕飯のおかずに食べました。おいしい。
お手頃価格ですし、少し日持ちもするので、よろしければお試しください。
パリヤの経営者の方は知り合いなので、勝手にちょっと宣伝です。(笑)

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